うつ病Q&A
Q1

うつ病は心の弱い人がなるのですか?

うつ病は、こころの風邪といわれるように、誰もがかかる可能性のある病気です。不調を感じたら甘く見ないで、早めに対処しましょう。心配や過労・ストレスが続いたり、孤独や孤独感が強くなったり、将来への希望が見出せないと感じたときなどにかかりやすい病気です。性格の面からみると、几帳面で生真面目、小心で気にしやすい性格の人におこりやすいといわれています。

Q2

うつ病の症状はどのようなものですか?

自分で感じる症状としては、悲しい、ゆううつな気分、沈んだ気分、興味がわかず、楽しくない、疲れやすく、だるい、おっくう、寝つきが悪く朝早く目が覚める、食欲がなくなる等のほか、肩こりや頭痛、頭重感などさまざまな症状が現れます。特に身体の不調として現れる場合には、原因がうつ病であることが見過ごされる場合があります。

Q3

うつ病の場合はどの診療科を受診すればよいですか?

うつ病の場合の専門医療機関は、精神科・神経科・心療内科です。

Q4

受診したら、どのようなことを聞かれるのですか?

一般的に内科等の診療科を受診するのと同じです。具体的には、いつからどのように不調があるのか。環境の変化やストレス等に関する生活状況について聞かれます。

Q5

うつ病の人はみんな自殺するのですか?

うつ病の人がみんな自殺する訳ではありません。しかし、自殺とうつ病は関連があると言われており、死について考えることはうつ病の症状の一つであることから、自殺については注意が必要です。

Q6

自殺するという人に限って自殺しないというのは本当ですか?

これは俗説です。自殺を打ち明けた人は、本当は生きたいという気持ちをもっています。あなたを選んであなたにだけに「死にたい」という気持ちを打ち明けてくれたことを受け止め、じっくり本人の話に耳を傾けましょう。

Q7

自殺は自分勝手な死なのですか?

自殺は個人の自由な意思や選択の結果と思われがちですが、実際にはさまざまな要因が複雑に関係して、心理的に追い込まれた末の死と言えます。

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