うつ病とは
特別な病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。
うつ病とは、気分が沈んで、物事に興味や関心がなくなり、やる気がなくなって、その状態から抜け出せなくなる病気です。心の弱さや怠けではありません。心配、孤独感、過労などのストレスが続くと、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れて、発症するとされています。
うつ病は、ストレス社会に生きる現代人の誰もがかかる可能性のある病気で、日本では約15人に1人、過去12カ月間に約50人に1人が経験しているといったデータもあります。
症状の現れ方や経過には個人差がありますので、安易に自己判断をせず、専門機関でのご相談をお勧めします。
うつ病の原因
誰でもかかる病気ですが、
責任感が強く仕事熱心でまじめな性格の人は要注意!
うつ病は、心配、孤独感、過労などのストレスと、個人の性格や行動が相互に関係し、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れるために起こるとされています。性格面からみると、まじめ、責任感の強い人はストレスを受け止めやすく、うつ病にかかりやすいといえます。
うつ病の症状
あなたは大丈夫? 心のサイン、体のサインに気をつけて。
うつ病にかかると、こんな症状があらわれます。
自分で感じるサイン
- 1悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
- 2何事にも興味がわかず、楽しくない
- 3疲れやすく、元気がない(だるい)
- 4気力や意欲の低下を自覚する(おっくう)
- 5集中力の低下を自覚する
- 6寝つきがわるく、朝早く目が覚める
- 7食欲がなくなる
- 8人に会いたくなくなる
- 9夕方より朝方の方が気分や体調が悪い
- 10心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
- 11心配や悲しみ、失望から立ち直れない
- 12自分を責め、自分は価値がないと感じる
周囲の人が気づくサイン
- 1以前と比べて表情が暗く、元気がない
- 2体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
- 3仕事や家事の能率が低下し、ミスが増える
- 4周囲との交流を避けるようになる
- 5遅刻、早退、欠勤(欠席)が増える
- 6趣味やスポーツ、外出をしなくなる
- 7飲酒量が増える